2010年8月18日水曜日
成約勇士
取り巻かれている環境圏事情圏から抜け出せずに、次から次へと襲い掛かる感情の大波に翻弄され、この内的嵐が本当に止むのだろうかと疑いたくなるほど、更なる過酷な現実が立ちはだかる。世界は、私が置かれている境遇以上の困難な環境圏にいる者達の方が大半であろうに、今目の前に立ちはだかる問題に圧倒されて全体が見通せずにいる。しかし、起こるひとつひとつの問題が或る時点で急に発生したように思えるけれども、実は見えなかっただけで、或いは意識しなかっただけで既に内包していた事柄に違いない。自分の内なる世界に既に存在している、今まで曖昧にしていた堕落的な清算すべき事柄のひとつひとつが、目の前の問題として現れている。起こる全ては偶然ではなく必然として現れる。私の対処すべき今生の課題としてひとつひとつ差し出される。意志力を作動させず逃げ腰で問題に対するなら、問題は更に巨大化していくだろう。対処できないと嘆くのではなく、対処して勝利すべく運命付けられているという決意と覚悟を供えれば、その意志こそ霊界の存在を動員させる。この肉を削ろうが魂が砕け散ろうが、骨髄に宿る御父様に繋がった自我さえ護ることができれば、それこそがこの世に生まれ出でた私の意味なのだ。自分の恐れのバリケードを壊して意志することに躊躇してはならず、嘆き苦しみ悲しむ感情様相から逃げてはならない。陸にしがみ付いた平安の位置に御父様がおられるのではなく、波荒れ狂う大海の只中にこそ御父様がおられ、御父様に出会うことができる。その意味で私達は成約の勇士なのだ。闘いの本当の意味を知ってその闘いに殉ずるものが、その称号を天から戴く。
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